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KENYA SCHOOL PROJECT JEARNねがいコネクション 長田寿和子 ケニアでは小学校8年生(こちらの中2レベル)までは、2003年に義務教育になりました。学費は要りませんが、特に田舎では、一クラス70~90人、給食なし、教科書やノートは2~3人で1冊、教室には電気なしで、壁の割れ目からは蛇も出入りするような劣悪な環境です。水道設備もなく、生徒たちは朝から家の水汲みや薪拾いをした後5~10キロの道のりを歩いて学校に来ます。それでも向学心は大変高く、先生の話を一言も聞き漏らさないほど、熱心に聴き、ぼろぼろのノートに書き込んだり、書くものがなくてもしっかり頭で覚えています。授業は小学校から英語で行われるため、みな英語力は高く、現地語とスワヒリ語と英語の3つの言語を操ります。 2006年に「ねがい」を通じて知り合ったケニア人の招待で始めてケニアに行きました キスム郊外の学校を訪問し、大歓迎を受けました。大変明るい笑顔で出迎えてくれた子供たち、しかしこの子供たちの7割の親はエイズのためなくなっていて、子供たちだけで生活している世帯も珍しくありません。ここの校長先生は自分の8人の子供以外にそういう生徒を7人も養っています。児童養護施設などありません。何人もの生徒が直接私たちに高校進学の学費を払ってほしいと言ってきました。そのときは子供たちの賢さとともに、自分の無力さが痛感されました。 2008年、ケニアの高校の先生Ombajo Edwardさんと神戸子どもサミットで出会って、ケニアの学校建設の夢を話すと、彼も自分の仕事をやめてでも協力したいと意気投合しました。目標はESD(Education for Sustainable Development)です。次世代に向けた教育です。環境・平和・人権・ジェンダーなどを教える専門学校的なものを設立したいということで彼や夫とともに夢を育んできました。 15歳ぐらいから18歳ぐらいを対象に、日本語、ESDを中心に教えたいと思っています。コンピューターの教室は2010年3月から、現地の若者をインストラクターにして始まっています。また同時にエコツアーも企画して、地域のLOHASな生活を楽しんでもらえるよう、ゲストハウスも建設しました。是非たくさんの人たちにケニアのローカルな人たちとの交流を楽しんでもらえたらと思っています。 エコツアーウェブサイト また日本の方たちの応援で、毎年日本とアイアーン国大会議にケニアの生徒を連れていきたいと思っています。是非ケニア夢基金にご協力いただければと思います。 ケニア夢基金ウェブサイト
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